海洋汚染や生態系破壊が継続 国連の目標「達成困難」

巨大なごみの山の中で、売れる物をあさる貧しい人々。多くの発展途上国では環境破壊と貧困が共に深刻だ=2018年8月、ザンビア・カブウェ近郊(共同)

 地球温暖化やプラスチックごみの海洋汚染など世界の環境劣化に歯止めがかからず、このままでは国連の持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定の目標の達成がおぼつかないと評価した報告書を国連がまとめたことが9日、明らかになった。

 「良好な地球環境が経済的繁栄や人間の健康と幸福の基盤である」と指摘、政策を抜本的に転換し、あらゆる面で環境配慮を徹底するよう各国に求めている。各国の環境相らが参加して3月、ナイロビで開く第4回国連環境総会で発表する。

 国連がまとめたのは「地球環境概況第6次報告書」。


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