2019年2月8日 22:28 | 無料公開
防疫作業などが続く愛知県豊田市の養豚場=8日午後
農林水産省は8日、長野や滋賀など5府県に豚コレラが広がるきっかけとなった愛知県豊田市の養豚場について、1月中旬ごろにウイルスが侵入した可能性が高いとの見方を示した。同省は感染経路についてチームを派遣して調査しており、ウイルス遺伝子の特徴や侵入時期から感染経路の特定を急ぐ考えだ。豚コレラに対する愛知県の対応が適切だったかどうかも調べる。
農水省によると、豊田市の養豚場は子豚を出荷しているが、1月14日に出荷した三重県の養豚場では感染が確認されなかった。その後、18日に出荷した大阪府内の養豚場は感染しており、この時期にウイルスが侵入した疑いが強い。