執刀医らの免許取り消しを再要望 群馬大病院遺族

要望書を提出後、記者会見する遺族会の木村豊代表(右)ら=8日午後、厚労省

 群馬大病院で同じ男性医師(退職、懲戒解雇相当)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、遺族会と被害対策弁護団は8日、男性医師と上司だった元教授(諭旨解雇)に対する医師免許取り消しなどの行政処分を求める要望書を厚生労働省に改めて提出した。2017年9月にも同様の要望書を出したが、進展がないため再提出に踏み切った。

 要望書は、この問題が現時点で刑事事件となっていないことから医道審議会が処分に慎重になっているのではないか、と指摘。「明白な注意義務違反があった場合は、刑事処分の有無にかかわらず行政処分を検討すべきだ」と強調している。


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