暴力繰り返した三段目力士は引退 鳴戸親方に報酬減額

臨時理事会に向かう日本相撲協会の八角理事長=8日午後、東京・両国国技館

 日本相撲協会は8日、東京都墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、鳴戸部屋の三段目力士が未成年の弟弟子に柔道の絞め技をかけるなど暴力を繰り返していた問題で、三段目力士から引退届が提出されたため同日付で受理した。師匠の鳴戸親方(元大関琴欧洲)は3カ月の報酬減額10%の処分。

 調査した協会のコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)は三段目力士について、行為が危険で悪質だったとして「引退勧告相当」の意見を八角理事長(元横綱北勝海)に答申した。理事会でも暴力の内容を踏まえ引退勧告に相当すると確認した。


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