首相「独立性強め検証」 統計不正、事務局設置で

衆院予算委で答弁する安倍首相=8日午前

 安倍晋三首相は8日の衆院予算委員会で、毎月勤労統計不正問題を調べる特別監察委員会に弁護士で組織する事務局を新設したことに関し「さらに独立性を強めた形で検証作業を進めている。徹底検証を行い、信頼を取り戻すことが重要だ」と強調した。根本匠厚生労働相は、同省の対応を「不適切な取り扱いを漫然と踏襲し、上司への報告を怠り、適切に判断しない」と問題視。「私が先頭に立って信頼回復に努める」とも強調した。

 監察委を巡っては、1月の報告書原案を厚労省職員が作成していたと判明し、野党は「中立性がない」と批判している。事務局は7日に設置した。


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