国内最高齢のクロサイ死ぬ、大阪 36歳「トミー」天王寺動物園

死んだクロサイの「トミー」(天王寺動物園提供)

 天王寺動物園(大阪市天王寺区)は、国内最高齢のクロサイ「トミー」が7日早朝に死んだと発表した。36歳の雄で、人間だと70歳以上とみられる。野生の場合、平均寿命は25〜40歳と言われている。

 トミーは広島市の安佐動物園で生まれた。体長約3メートル、体重約1トン。昨年10月中旬から徐々に元気がなくなり、7日朝に寝室で死んでいるのが見つかった。広報担当者は「約30年当園で暮らし、ファンもいた。性格は温厚でかわいがってもらった」と話した。

 クロサイの繁殖は難しいとされるが、トミーは2014年1月に死んだ雌「サッチャン」との間に子ども4頭をもうけた。


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