伊方原発、消火ガス5トン放出 操作ミス、トラブル相次ぐ

 愛媛県と四国電力は6日、伊方原発(同県伊方町)の低レベル放射性廃棄物の焼却施設で、操作ミスがあり、誤って消火用ハロンガス約5トンを施設内に放出したと発表した。ハロンガスは常温の大気中では無色無臭で毒性が少ないといい、作業員の人体や原発への影響はない。

 県と四国電によると、5日午後、協力会社の社員が別の施設の消火設備を点検中、誤って焼却施設の消火設備を作動させ、ハロンガスを放出させた。

 四国電は今年1月、原発敷地でクレーン付きトラックの横転事故が起きた。今月4日には、3号機の作業服などを洗濯する設備で、乾燥機の配管から水漏れするなどトラブルが相次いでいる。


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