2019年2月6日 16:08 | 無料公開
重い障害や家庭に事情がある障害児が暮らす入所施設の支援の在り方を検討するため、厚生労働省は6日、有識者による検討会の初会合を開いた。入所児童の障害の多様化や、虐待を受けた児童が増えている現状などを踏まえて議論し、年内にも提言を取りまとめる。
障害児入所施設は全国に約500施設あり、1万人弱の児童が利用。施設は、日常生活の指導が主の「福祉型」と、医療的ケアを提供する「医療型」に分かれる。入所理由は保護者の養育力不足や虐待、親の離婚や死別などで、児童が対象の施設ながら18歳以降も入所が続くケースが多い。