芸舞妓が京都研修ツアー 西本願寺で歴史と文化学ぶ

西本願寺を訪れた舞妓ら=5日午前、京都市

 京都五花街の舞妓や芸妓が京都の歴史や文化を学ぶ研修バスツアーが5日、世界遺産の西本願寺(京都市下京区)で行われた。

 色とりどりの着物姿の約110人は、国宝の御影堂などを見学。203畳敷きの大広間で対面所として使われていた「鴻の間」で、法話に耳を傾けた。初めて訪れたという埼玉県春日部市出身の舞妓小はるさん(21)は「長い月日がたっているのに天井の絵がきれいに残っていて感動した」と話した。

 京都府外出身の芸舞妓も多く、お座敷や稽古で忙しい中、京都を深く知って教養を高めてもらうのが目的。京都伝統伎芸振興財団が、2007年から研修ツアーを開催している。


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