被災から復興願うキャンドル点灯 北海道地震36人犠牲の厚真町

昨年9月の地震による犠牲者の鎮魂と復興を願い、火がともされたアイスキャンドルと打ち上げられた花火=2日夜、北海道厚真町

 昨年9月の北海道地震で震度7を観測し、土砂崩れで36人が犠牲になった厚真町で2日、アイスキャンドルの明かりが町を彩るイベント「第19回ランタン祭り」が開かれた。雪に白く覆われた会場に犠牲者の鎮魂と復興を願うキャンドル約5千個が並び、幻想的な明かりが寒空を照らした。

 町などでつくる実行委員会が主催。キャンドルは実行委のほか、復興支援で訪れたボランティアや厚真高の生徒などがバケツに水を入れ、凍らせて作った。午後5時ごろ、会場となった入浴施設周辺に並べられたキャンドル全てに火がともされた。

 花火イベントも同時に催され、約2千発の花火が次々に打ち上げられた。


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