中高生、命の大切さ学び作文に 東京でコンクールの表彰式

「命の大切さを学ぶ教室」全国作文コンクールの受賞者ら=2日午後、東京都新宿区

 犯罪被害に遭った遺族らの話を聞く「命の大切さを学ぶ教室」を受講した中高生による全国作文コンクールの表彰式が2日、東京都内であり、滋賀県の湖南市立日枝中学校3年広岡萌菜さんと埼玉県立川越工業高校3年塚本歩良さんが国家公安委員長賞を受賞した。

 集団暴行で高校生の息子を亡くした母親の話を聞いたという広岡さんは、暴行事件やいじめのニュースに「自分達の住んでいる世界で起こった出来事だと思う必要がある」と記した。

 塚本さんは両親を殺害された遺族の話を聞いた。「家族を大切にする、友達の悩みを聞いてあげる、そんなささいなことから始めてみようと思った」と思いをつづった。


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