恵方巻き、10億円分廃棄 関大名誉教授が推計

コンビニやスーパーなどで販売している恵方巻き

 大量の売れ残りが問題となっている節分の恵方巻きについて、廃棄される商品が全国で約10億円分に上るとの推計結果を、関西大の宮本勝浩名誉教授が1日までにまとめた。廃棄処分に伴う費用を含めれば、経済的な損失はさらに大きくなるとみている。

 分析では民間のアンケートなどから恵方巻きの消費人口を約3213万人と推定。1本800円で計算し、販売額を約257億円と見積もった。スーパーやコンビニへの調査などから廃棄率を4%と仮定、損失額を約10億3千万円と算出した。恵方巻きは年ごとに決まった方角に向かって食べると縁起が良いとされるが作り過ぎによる大量廃棄が問題化している。


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