日教組の教研集会始まる 小学校英語、働き方改革巡り発表

北九州市で始まった日教組の第68回教育研究全国集会=1日午前

 日教組の第68回教育研究全国集会が1日、北九州市で始まった。3日までの日程で全国から延べ約1万人の教員らが参加。新学習指導要領の実施に伴い教科化される小学校英語の授業実践例や、長時間労働が深刻な教員の働き方改革、防災教育に関する現場の取り組みなど、約620本のリポートが発表される。

 スローガンは「平和を守り、真実をつらぬく民主教育の確立」。午前の全体集会では岡島真砂樹委員長があいさつし、教員の働き方改革に関する1月の中教審答申に対して「時間外勤務の上限規制や業務削減に言及したが、過酷な学校現場の現状を根本的に見直すものとはなっていない」と指摘した。


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