タンチョウの飛来ピーク、北海道 白銀の雪上で華麗なダンス

北海道鶴居村の給餌場に飛来し、白銀の雪上を華麗に舞うタンチョウ=31日

 北海道鶴居村にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の給餌場で、国の特別天然記念物タンチョウの飛来がピークを迎え、白銀の雪上を華麗に舞う姿が観光客の目を楽しませている。

 青空が広がった31日午前、鶴居村の川では「コー、コー」という甲高い鳴き声が響き、タンチョウが一斉に飛び立った。その後、約200羽が給餌場に集まり、白い息を吐きながらデントコーンなどのエサをつついていた。

 雄と雌が羽を羽ばたかせたり首を上下に動かしたりする「求愛ダンス」や、雄同士が足で蹴って威嚇し合う姿も見られ、国内外から来た観光客らは歓声をあげながらシャッターを切った。


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