文化庁、サイトで盗難情報求む 所在不明の仏像や絵画どこに?

文化庁が開設する特設サイトのバナー

 文化庁は、盗難などのため所在が分からなくなっている仏像や絵画、刀剣といった文化財(美術工芸品)に関する情報の特設サイトを2月1日に開設する。広く情報提供を呼び掛けることで早期発見を図り、盗難防止の啓発にもつなげる狙い。まず所在不明の国指定文化財147件を掲載し、自治体指定の文化財や未指定の文化財も随時追加していく方針。

 文化庁によると、寺や神社など所有者から盗まれたり、所有者の死去や転居の際に紛失したりして所在不明になるケースが多い。その後、盗品や紛失品と知らずに、古美術商や収集家など別の所有者の手に渡ることもあるという。


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