入所者の下着で悪ふざけ、長崎 県が虐待と認定、障害者施設指導

 長崎県島原市の障害者支援施設「島原療護センター」の職員が女性入所者の下着で悪ふざけをしたとして、県が虐待と認定し、昨年12月に施設側を指導していたことが26日、分かった。施設を運営する社会福祉法人「幸生会」が明らかにした。

 幸生会によると、県は文書で、複数の男性職員が女性入所者の下着を複数回、悪ふざけに用いたと指摘、改善を求めた。

 幸生会の担当者は、内部調査ではこれらの問題を把握できなかったと釈明した。

 島原療護センターを巡って県は2013年、職員による入所者への虐待が06年からの7年間に常態化していたとして、幸生会に対して改善命令を出していた。


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