ドローンの配送実験公開 埼玉・秩父、自動飛行で

荷物配送の検証実験で商品を積み込んだドローン=25日午前、埼玉県秩父市

 埼玉県秩父市は25日、小型無人機ドローンを使った荷物配送の検証実験の様子を公開した。山間部など過疎地の物流効率を上げるため、ドローンによる荷物配送モデルの早期実用化を目指しており、補助者なしで、ドローンを目視の範囲外まで飛ばす実験は、福島県南相馬市に続き2例目。

 インターネット通信販売大手の楽天や地図大手ゼンリンなどと協力。送電線の鉄塔に沿って作成した3次元の地図データでドローンを誘導して自動飛行させ荷物を運ぶ。

 バーベキュー客から紙皿などの注文を受けたとして正午前、商品を積んだドローンが市内を出発。約10分後、約3キロ離れたキャンプ場に無事到着した。


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