2019年1月24日 09:24 | 無料公開
23日、ブリュッセルで講演する欧州連合のバルニエ首席交渉官(ロイター=共同)
【ブリュッセル共同】英国の欧州連合(EU)離脱問題を巡り、対英交渉団を率いたEUのバルニエ首席交渉官は23日、ブリュッセルでの講演で、英EU離脱合意案のうち、離脱後の両者の関係を示し、法的拘束力がない政治宣言については、英政権が「レッドライン(許容できない一線)」としていた条件を変えるような方針転換をすれば、EUは即座に再交渉する用意があると述べた。
英国のEU関税同盟残留がバルニエ氏の念頭にある。同氏は、英国が「数週間中に」残留にかじを切るなら、EUは即座に再交渉に応じ、将来の通商関係などを「より野心的」なものにしたいと述べた。