在日1世ら、半生つづり出版 識字学級で読み書き学ぶ

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完成した「わたしもじだいのいちぶです」を見る執筆した女性ら=16日、川崎市川崎区

 高齢になってから日本語の読み書きを学んだ在日コリアン1世ら女性16人による文集「わたしもじだいのいちぶです」(日本評論社)が出版された。差別を受けたり、学校に通えなかったりと、社会に翻弄された半生を飾り気のない筆致でつづった。「老いてやっと勉強でき、ここまで書けた」と喜び、「必死に生きてきた気持ちを知ってほしい」と訴えている。

 16人は、在日コリアンが多く住む川崎市川崎区桜本地区の交流施設で約30年前から続く識字学級で学ぶ。多くは戦前から日本に住む女性で、日系ペルー、ブラジル人もいる。

 参加者の一人が炭鉱労働の経験を作文にしたところ、出版社が注目した。