軍が反乱兵士ら制圧、ベネズエラ 武器回収、事態は正常に

ベネズエラ首都カラカス周辺での兵士らの反乱に呼応して起きた反政府デモの参加者を追い払おうとする警官=21日(AP=共同)

 【サンパウロ共同】南米ベネズエラの国防省は21日、首都カラカス周辺で、少数の兵士らのグループが軍の施設から武器を奪って反乱を起こしたが、拘束し制圧したと発表した。武器は回収され、事態は正常に戻ったとしている。

 ベネズエラでは反米左翼マドゥロ大統領が今月10日、2期目の就任式を行ったばかり。社会や経済が混乱し、政権に対する国際社会からの圧力が強まる中、軍の中からも不満が噴出した形だ。

 現地からの報道によると、国家警備隊員を名乗る兵士らが21日未明、マドゥロ政権の正統性を認めないとし、国民に蜂起を促すビデオメッセージをソーシャルメディアで流した。


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