辺野古移設で第3回会合を開催 第三者機関「国地方係争委」

埋め立て工事が進む沖縄県名護市の辺野古沿岸部=15日

 沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設を巡り、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は21日、第3回会合を開いた。県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回の効力を国が停止したことについて、審査対象である「国の関与」に当たるかどうかが論点となっている。

 会合は非公開で行われ、終了後に委員長の富越和厚元東京高裁長官が記者会見する。

 効力停止は昨年10月、防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき申し立て、石井啓一国土交通相が認めた。同11月に係争委に審査を申し出た県は、効力停止の取り消しを国に勧告するよう求めている。


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