辺野古、軟弱地盤で設計変更へ 政府、今春にも着手

埋め立て工事が進められる沖縄県名護市の辺野古沿岸部=15日(小型無人機から)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、政府は今春にも、埋め立て予定海域に存在する軟弱地盤の改良工事に向けた設計変更に着手する方針を固めた。年内に県に変更を申請したい考えだが、移設に反対する玉城デニー知事は変更後の計画を承認しない構えで、工期は遅れる見通し。複数の政府関係者が21日、明らかにした。

 設計変更に着手するのは、埋め立て予定海域東側。防衛省沖縄防衛局がこれまで実施したボーリング調査で、地盤の強度が「非常に軟らかい」とされる地点が複数存在していた。


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