パイプライン爆発20人死亡 メキシコ中部、燃料窃盗で

18日、メキシコ中部イダルゴ州で、パイプラインが爆発して発生した火災の現場(メキシコ国防省提供、ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】メキシコ中部イダルゴ州トラウエリルパンで18日、石油パイプラインが爆発、住民ら少なくとも20人が死亡、70人以上が負傷した。ガソリンを違法に抜き取ろうとしていたところ、引火したとみられる。現場には当時、数百人がおり、死傷者がさらに増える可能性がある。当局が状況などを詳しく調べている。メキシコの地元政府が発表した。

 同国では近年、犯罪組織によるパイプラインからのガソリン盗難が深刻化。ロペスオブラドール政権が今年に入り、稼働停止するなど対策を本格化させたところ供給不足が発生。各地のガソリンスタンドで長蛇の列ができるなど、混乱が続いている。


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