女性詩人が選考主体辞任 ノーベル文学賞

 【ロンドン共同】ノーベル文学賞の選考主体、スウェーデン・アカデミーは18日、過去の一部受賞者の氏名が事前に漏えいしていた問題を巡り、アカデミーのメンバーの詩人カタリーナ・フロステンソン氏が辞任したと発表した。ロイター通信によると、フロステンソン氏が受賞者氏名を漏えいしていたと認定するアカデミー側の調査結果を受けた措置。

 フロステンソン氏は、アカデミーを巡るスキャンダルの中心人物で、性的暴行罪で服役中の写真家の妻。アカデミー側が指摘する守秘義務違反を否定しており、協議の末、辞任の代わりにアカデミー側が年金などを支払うことで合意した。


  • LINEで送る