コメ、34道府県が減産へ 19年目安、需要下回る

米の収穫=2018年9月、埼玉県蓮田市

 生産調整(減反)が廃止されて2年目となる2019年産米について、34道府県が生産量の目安を前年より減らす計画を立てたことが18日、農林水産省などの調べで分かった。増産は8県、横ばいは3県だった。単純合算した全国の合計は前年比0・5%減の約721万トンで、目安が守られれば国が予測する需要を下回る見通し。4年連続で上昇している米価は高止まりが続く可能性があり、家計にとっては負担が増えそうだ。

 ただ、18年産では実際の生産量は目安を大きく上回った。19年産でも生産量が目安を上回り、価格が下落するとの懸念も関係者の間では根強く、先行きは不透明だ。


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