高校普通科、内容細分化を検討 教育再生実行会議が中間報告

教育再生実行会議であいさつする安倍首相(右端)=18日午後、首相官邸

 政府の教育再生実行会議は18日、高校生の7割が在籍する普通科について、生徒の能力や興味関心に柔軟に対応できるよう、教育内容の細分化を検討するとの中間報告を了承した。国際化への対応や地域人材の養成といった分類を想定。ただ、実現には検討課題も多く、今後の議論で内容を詰め、第11次となる5月の提言に盛り込みたい考え。

 文部科学省によると、普通科は生徒の学力や希望する進路などが多様化しており、画一的な教育カリキュラムの在り方などを見直す必要性が指摘されている。中間報告では各校の学びの志向性によって教育内容を細分化し、生徒の強みを発揮しやすくするとの考えを示した。


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