西日本豪雨の被災各地で成人式 復興に向け新成人決意

野球場で開かれた成人式で西日本豪雨の犠牲者を悼み黙とうする新成人たち=13日、岡山県倉敷市

 西日本豪雨の被災各地で13日、成人式が開かれた。出席者の中には仮設住宅で避難生活を送った人や地元に活気がなくなったと感じる人もいたが、新成人らは「町のために頑張りたい」と、復興に向けたそれぞれの決意を口にした。

 真備町地区を中心に甚大な被害が出た岡山県倉敷市では、会場の野球場に3353人が出席し、色とりどりのジェット風船を空に放って門出を喜び合った。

 土砂崩れなどで多くの死者が出た広島県坂町での成人式には96人が参加した。大規模な浸水被害が出た愛媛県大洲市の会場の外には「がんばろう!大洲」と大きく書かれた旗が掲げられた。


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