不適切調査促すマニュアル 勤労統計、必要な手続きせず変更

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厚生労働省=東京都千代田区

 厚生労働省の「毎月勤労統計」を巡る問題で、2004年当時の担当部署のマニュアルには、本来の全数調査でなく不適切な抽出調査を容認するような記述があったことが11日分かった。調査手法を変える際に必要な総務省への申請もしていなかった。行政機関のチェック機能が働かず、ずさんな処理が長く継続されていた可能性が高まった。組織的に行った疑いもあり、弁護士らによる厚労省の監察チームが詳細を調べている。

 政府は2019年度予算案を修正し、月内に閣議決定をやり直して通常国会に提出する方針。それに先立ち、野党は国会での閉会中審査も要求しており、自民党も前向きな姿勢。