恵方巻き、売れ残りやめて 農水省が業界団体に要請

コンビニやスーパーなどで販売している恵方巻き

 農林水産省は11日、2月の節分に食べる恵方巻きの商戦が活発になるのを前に、需要に見合った販売をするようコンビニやスーパーの業界団体に文書で要請した。売れ残った恵方巻きが大量に捨てられることが問題となっているため。恵方巻きの廃棄でこうした要請をするのは初めてという。

 恵方巻きは刺し身などを使っていることから、農水省担当者は「日持ちせず売れ残る恐れがある」と指摘。「貴重な食料資源を有効利用してほしい」と話した。

 恵方巻きは年ごとに決まった方角の「恵方」を向いて食べると縁起が良いとされる太巻きで、近年人気が広がった。


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