政府、馬毛島買収を年度内決着へ 米軍機訓練で160億円、鹿児島

鹿児島県西之表市の馬毛島=2018年10月(共同通信社ヘリから)

 政府は、米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地である鹿児島県西之表市・馬毛島を巡り、2018年度内にも土地を所有する企業との間で売買契約を結ぶ方向で最終調整に入った。160億円程度の金額が検討されている。政府関係者が9日、明らかにした。

 政府関係者によると、現在、地権者である東京の開発会社と詰めの協議を行っている。防衛省幹部は「本年度内の決着に向け、国会審議などで説明できる金額で契約したい」としている。

 馬毛島への移転に関し、防衛省は19年度予算で環境調査費として約6億円を計上している。


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