2019年1月9日 11:53 | 無料公開
石坂公成氏
山形県は9日、世界的な免疫学者で山形大特別招聘教授などを務め、昨年7月に死去した石坂公成氏に名誉県民の称号を贈った。花粉症などアレルギー疾患の原因物質である免疫グロブリンEを発見するといった功績をたたえ、賞状と記章を長男の裕さん(63)に授与した。
県によると、石坂氏は1996年、同じく免疫学者で難病を患った妻照子さん(92)の故郷、山形市に移住。2006〜09年には県教育委員長として教育の振興に尽力した。米ラホイヤアレルギー免疫研究所の名誉所長も務めた。
式典後、裕さんは報道陣に「大変光栄なことで墓前に報告したい。父も喜んでいると思う」と語った。