東証大幅続落、452円安 アップルショック波及

大発会の取引で急落し、2万円を割り込んだ日経平均株価の終値を示すボード=4日午後、東京・八重洲

 今年最初の取引となる大発会を迎えた4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は急落し、終値は前年末比452円81銭安の1万9561円96銭と2万円を割り込んだ。大発会としての下げ幅は2016年以来3年ぶりの大きさで戦後3番目。米IT大手アップルの業績悪化懸念が東京株に波及して世界景気減速への警戒感が強まり、波乱の幕開けとなった。

 「アップルショック」が直撃した前日の米国株安を受け、朝方から売り注文が膨らんだ。ただ、午後に入ると上海株などが堅調に推移したことが好感され、平均株価の下げ幅は縮小した。


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