迫撃砲弾落下、発射方角誤る 通報遅れも、陸上幕僚長が謝罪

自衛隊の81ミリ迫撃砲

 陸上自衛隊は18日、饗庭野演習場(滋賀県高島市)から発射された81ミリ迫撃砲弾が隣接する国道付近に落下、民間の乗用車を破損した11月の事故で、射撃実施部隊の分隊長が誤った方角の数値を照準器に入力するよう指示し、射場指揮官が安全管理義務を怠るなど、複数の原因が重なったとする調査結果を公表した。連絡体制が不十分だったため、市長への通報が遅れたとも説明した。

 岩屋毅防衛相は同日、記者会見で改めて陳謝し「国民に安心してもらえるよう安全管理に万全を期したい」と述べた。


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