屋久島の学生水死事故で罰金命令 引率した九州大教授に

 鹿児島県屋久島町で2016年、九州大1年の男子学生=当時(19)=が授業のフィールドワーク中に川で水死した事故で、屋久島区検は17日までに、業務上過失致死の罪で引率した九州大農学研究院の吉田茂二郎教授を略式起訴した。屋久島簡裁は6日、罰金50万円の略式命令を出した。

 県警などによると、16年9月、屋久島の安房川で吉田教授が川の特徴を説明した後、対岸へ泳いでいた男子学生が行方不明になり、約1時間後に水中で見つかり死亡が確認された。17年12月、県警が業務上過失致死容疑で吉田教授を書類送検していた。


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