2018年12月15日 19:37 | 無料公開
廃炉創造ロボコンで最優秀賞に輝いた長岡高専のメンバー。中央はリーダーの小林勇人さん=15日午後、福島県楢葉町
ロボット製作を通じて若い世代に東京電力福島第1原発の廃炉に関心を持ってもらおうと、高等専門学校(高専)の学生らを対象とする廃炉創造ロボコンが15日、福島県楢葉町で開かれた。炉心から溶け落ちた核燃料(デブリ)を取り出す想定の課題に国内外の16チームが挑み、国立長岡工業高専(新潟県長岡市)が最優秀賞に輝いた。
参加者は、ロボットを内径24センチ、長さ4メートルのパイプを通して原子炉圧力容器を支える基礎部分に進め、約3メートル下のデブリに見立てたボールを取って、制限時間の10分以内にスタート地点に戻すことを目指した。長岡高専は唯一課題をクリアした。