アスベスト混入隠ぺいか 米医薬品大手J&J、報道否定

 【ニューヨーク共同】ロイター通信は14日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が1971年から2000年代初めにかけて、ベビーパウダーに発がん性があるアスベストが混入した事例を把握しながら、隠したと報じた。内部文書などで判明したとしている。

 J&Jは「ロイターの記事は一方的で間違いで扇情的だ。ベビーパウダーは安全で、アスベストを含んでいない」と全面的に否定する声明を出した。

 ロイターによると、J&Jは1971年以降、ベビーパウダーの原料となるタルク(滑石)に少量のアスベストが含まれていたケースを把握。当局への報告や公表をしなかったという。


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