パリ協定、実施ルール詰めの協議 COP24、会期延長

COP24の会場で報道陣に交渉の状況を説明する議長のクリティカ氏=14日、ポーランド・カトウィツェ(共同)

 【カトウィツェ共同】ポーランド・カトウィツェでの国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)は15日、会期を延長して、焦点のパリ協定の詳細な実施ルール作りの交渉を続けた。議長案を基に各国の閣僚らが断続的に詰めの協議を行い、対立が残る温室効果ガス排出削減の在り方を巡って妥協点を探った。

 議長案は、各国の削減目標に盛り込む内容や、実際の削減状況の検証に関しては、先進国と発展途上国に差をつけずに各国共通の基準を適用し、詳しいデータなどの提出を求めている。途上国への資金支援を巡っては、先進国が2年ごとに将来の支援額を示すことが盛り込まれた。


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