北朝鮮漁船の取り締まり状況発表 海保、大和堆で1624隻に警告

大和堆周辺で北朝鮮漁船に放水する海上保安庁の巡視船=11月中旬(同庁提供)

 海上保安庁は14日、日本海の排他的経済水域(EEZ)にある好漁場「大和堆」周辺での今年の北朝鮮漁船に対する取り締まり状況を発表した。退去警告したのは延べ1624隻(14日現在)で、昨年1年間より299隻減少する一方、北海道などへの木造船の漂流、漂着はほぼ倍増の203件(13日現在)に達した。

 EEZへの侵入は6月をピークに減少したが、9月中旬以降、再び増加。昨年は大和堆近くにとどまっていた北朝鮮船の操業が、今年は北側にも広がったという。海保は「小型木造船が北に長距離移動し、事故の頻度が高くなったのではないか。対応していきたい」としている。


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