外国人の都市偏在解消を要望 法相に鳥取知事、受け入れ拡大で

山下法相(左)に要望書を手渡す平井伸治鳥取県知事=14日午後、法務省

 平井伸治鳥取県知事は14日、法務省を訪れ、山下貴司法相に対し、外国人労働者の受け入れを拡大する新制度について、速やかに詳細な内容を明らかにすることや、外国人の都市部偏在の解消策を打ち出すことを求める文書を手渡した。山下氏は「要望を受け止めたい」と述べた。

 文書では、東京都の最低賃金が985円なのに対し、鳥取県は762円と約1・3倍の開きがあるとして「外国人就労者が大都市圏に集中することが懸念される」と言及。地方での人手不足の緩和につながる有効な対策が必要だとした。


  • LINEで送る