東京医大理事11人が一斉辞任へ 不正入試で引責

東京医科大=11月、東京都新宿区

 医学部で不正入試があった東京医科大で、運営する学校法人の理事16人のうち、不正発覚後に就任した理事長ら5人を除く11人が一斉に辞任することが14日、同大などへの取材で分かった。21日付。不正を防げなかった社会的・道義的責任を取るためだといい、新体制で入試の正常化に取り組む。

 理事のうち10月に就任した矢崎義雄理事長と林由起子学長、関連病院長3人もいったん辞任するが、直後の評議員会で再任される。理事の選出母体となる評議員は50人から45人に減らし、2人を除く全員を新たに選ぶ。

 東京医大は理事会の構成も変更し、チェック態勢を強化する。


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