2018年12月14日 10:22 | 無料公開
兵庫県受動喫煙防止条例の見直しを進めてきた有識者会議は、未成年者が同乗するマイカーでの禁煙を義務付ける提言をまとめ１４日、県に報告書を提出した。検討されていた罰則規定は委員から「違反行為の認定が困難」「時期尚早」との反対意見が出たため盛り込まれなかった。
有識者会議は、２０歳未満の子どもがいる住宅内やホテル客室での禁煙も提案。車や室内といった私的空間での喫煙に対する罰則について、複数の委員が「受動喫煙は児童虐待に相当する」などと賛成意見を表明していたが、まとまらなかった。
県は提言を参考にして来年２月にも県議会に条例改正案を提出する予定。
