ゴーン容疑者の解任見送り ルノー取締役会「不正情報ない」

カルロス・ゴーン容疑者

 【フランクフルト、パリ共同】フランス自動車大手ルノーは13日の取締役会で、ルノーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるカルロス・ゴーン容疑者の解任を見送った。不正を認定する十分な情報がないためとしている。また、社内調査の結果、ゴーン容疑者の2015〜18年のルノーの報酬に問題がなかったとの見解を公表した。

 ルノー取締役会は顧問弁護士から、日産が実施したゴーン容疑者の不正に関する調査結果の報告を受け、今後も内容の精査を続けるよう求めた。ゴーン容疑者の会長兼CEO職に関し、事件の詳細な情報や捜査の進展を踏まえ判断する意向だ。


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