実習生8年で174人死亡 経緯不明多く自殺も、10代5人

技能実習生の死亡者数

 法務省集計で2010〜17年の8年間に、事故や病気などで外国人技能実習生が計174人死亡していたことが13日、分かった。関係者が取材に明らかにした。自殺も含まれるほか、死亡の経緯が分からない実習生も多い。内訳は男性132人、女性42人で20代が最も多く118人。30代が48人、40代が3人で10代も5人いた。

 実習生の死亡について、野党は劣悪な労働環境が原因の例が含まれる可能性があるとして、詳しい調査を要求。政府が外国人労働者の受け入れ拡大のために新設する在留資格に、多くの実習生の移行を想定していることから、労働環境改善を先に図るべきだと主張している。


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