菅氏と玉城知事、13日に会談へ 辺野古土砂投入を伝達の見通し

沖縄県名護市辺野古の沖合で積み替えられた埋め立て用土砂=12日午後

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、沖縄県の玉城デニー知事と13日に首相官邸で会談する方向で調整していると明らかにした。辺野古沿岸部への土砂投入に踏み切る方針を直接伝える見通しだ。

 玉城氏は安倍晋三首相との面会も要請していたが、11月28日に面会したばかりだとの理由で実現しなかった。

 土砂投入について菅氏は「投入予定日を14日と県に通知して準備を進めている。具体的な時期は作業の進捗や気象状況で前後する」と述べた。

 玉城氏は12日、移設工事を中止するよう文書で行政指導したが、強制力はない。


  • LINEで送る