大学名の早期公表を文科省に要請 不正入試問題で、支援者団体

 東京医科大の不正入試問題などに取り組む当事者と支援者の団体は11日、文部科学省の医学部緊急調査で不適切な入試が判明した全大学名の速やかな公表を求める要望書を同省に提出した。各大学が追加合格を出す場合、その分臨時に定員を増やして対応し、来年の募集人員で調整しないことも盛り込んだ。

 これまでに不適切な入試が判明したのは計8大学で、このうち順天堂大など5大学が今月に入り相次いで公表。要望書では「12月という来春の受験を控えた当事者にとって重要な時期に、過去の不正が次々と明らかになり、(来年の)合格枠の削減が表明される影響は極めて深刻だ」と指摘した。


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