大企業の景況感、2期連続プラス 10〜12月期

 財務省と内閣府が11日発表した10〜12月期の法人企業景気予測調査は、大企業の全産業の景況判断指数(BSI)がプラス4・3となり、2四半期連続で「上昇」が「下降」を上回った。

 相次いだ自然災害や米中貿易摩擦の激化にもかかわらず、企業の好調な景況感が続いていることが示された。2019年1〜3月期の見通しはプラス4・7を見込む。

 業種別では、自動車向けの受注が堅調な化学工業、鉄鋼業や、建材販売に支えられた卸売業で上昇が多かった。中堅企業は全産業でプラス6・0、中小企業は全産業でマイナス4・9だった。


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