東証大幅反落、終値は459円安 米中対立、欧州情勢を警戒

東京証券取引所

 10日の東京株式市場は、米中貿易摩擦やアジア市場の下落、不安定な欧州情勢への警戒感から売りが強まり、日経平均株価(225種)は大幅反落した。下げ幅は一時500円を超え、約1カ月半ぶりの安値を付けた。終値は前週末比459円18銭安の2万1219円50銭。

 東証株価指数(TOPIX)は30・64ポイント安の1589・81で、取引時間中には今年の終値ベースの最安値を下回る場面もあった。出来高は約13億8300万株。

 7〜9月期の実質国内総生産(GDP)改定値が年率換算で2・5%減と、速報値の1・2%減から大幅に下方修正されたことが売り材料となった。


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