ケーブルカー、新旧車両入れ替え 南海高野山駅、作業を公開

高野山ケーブルカーの旧車両に読経する金剛峯寺の僧侶ら=7日、和歌山県高野町

 世界遺産・高野山(和歌山県高野町)の玄関口、南海電鉄高野山駅で7日、高野山ケーブルカーの新旧車両の搬出入作業が報道陣に公開された。

 ケーブルカーは同駅と南海高野線の終点・極楽橋駅間の約800メートルを5分で結ぶ。1964年から運行してきた3代目の車両が先月引退し、新型車両に必要な設備工事が進められている。

 この日は午前に社員らが見守る中、54年間で延べ約5700万人の参詣客らを運んだ旧車両(約11トン)を大型クレーンでつり上げて搬出し、トレーラーに載せた。午後には白い車体保護カバーをかぶったスイス製の新型車両(約9・3トン)をつり上げ、線路上に下ろした。


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