富山湾の寒ブリ、6年ぶり豊漁も 本格期到来、水揚げ順調

氷見漁港に並ぶ寒ブリ=1日、富山県氷見市

 富山湾の冬の風物詩、寒ブリ漁が本格的に始まった。富山県水産研究所は今季の漁獲量が200トンを超え、6年ぶりの豊漁になると予測。地元漁協も脂の乗ったブリが安定的に出荷できるとして「寒ぶり宣言」を出した。この1週間で約3千本が順調に水揚げされ、関係者を喜ばせている。

 県水産研によると、今季(2018年10月〜19年3月)は富山湾へのブリの来遊に好適な水温環境が見込まれるとし、7キロ以上に成長する3歳以上の漁獲量を205トンと予測した。平年の126トンを大きく上回り、実際に200トンを超えれば、12年以来となる。


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