与党、「統合作戦室」の設置了承 自衛隊部隊運用に専念、防衛大綱

 自民、公明両党は7日午前、今月まとめる新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」や次期中期防衛力整備計画(中期防)を巡るワーキングチーム(WT)の会合を国会内で開いた。自衛隊を指揮する統合幕僚監部内に、部隊運用に専念する「統合作戦室」(仮称)を設置する方針について了承した。機能の強化を図る方針だ。

 現在は、統合幕僚長が一手に担う部隊運用の司令官の役割などに関し、統幕副長と分担することで有事などの作戦行動の円滑化を図る狙い。

 護衛艦「いずも」改修による事実上の空母化構想も協議した。公明党の佐藤茂樹座長代理は「国会論戦にも耐えられる考え方が必要だ」と指摘した。


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